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闇の箱

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□ 『研修』 □

『研修』 08 リペア(10)

 男は少女のことをなかなか抱こうとはしなかった。もちろん、それはペニスをヴァギナに挿入しないというだけで、それ以外のセックスに属する行為は徹底して施されていた。ヴァギナにもアナルにもローターやバイブを入れられたし、クリトリスや他の性感帯も開発された。男のペニスを触らないまま毛布に潜り込めることはなかったし、食事にかける時間よりペニスを舐める時間が減ることはなかった。新たな性感を目覚めさせられ、快楽の海に叩き込まれ溺れさせられるような日々だった。にもかかわらず、男が少女に「手を出す」ということは、それまで一度もなかった。
 世間知らずの少女にとってもそれは不思議だった。なにせ、初めてここに来て男と対面したときはもう、裸にされて自由を奪われていたからだ。実のところは奴隷の身であったのだけれども、裕福な家庭の子女として不自由なく暮らしていた少女は、性についての知識や、その危険についての警告は年齢なりに得てきていた。ましてお父様との夜の秘め事を重ねていたのだから、男性が女を裸にしたときの最終的な目的が何なのかは、よく知っていた。だからといって少女は淫らな性分ではなかったから、セックスの気持ちよさが身に染みこんでも、みだりに性交渉を結ぶことはなかった。それは最愛の人とだけする秘め事で、その相手が生まれたときから一緒にいるお父様であったという自分は素晴らしく幸福だと理解していたからだ。だから初めての日の夜、抵抗もできないほどに疲労させられ、男の毛むくじゃらの腕で太股を押し広げられたときには、硬く目を瞑って、望まぬ相手に抱かれる覚悟をしたものだった。しかし男は、自らの分身に本来の役割をさせることはなく、金属で出来たおむつのようなものを少女に着けただけだった。ひんやりとした金属の板に包まれて鍵を掛けられた自分の股間を見た少女は、拍子抜けしたような気持ちになったのを覚えている。お父様にしか見せてはいけない、触らせてはいけないと言われていたおまんこが、既にさんざん触られ、指を入れて掻き回されて嬲られた後ではあったが、男の目や手やペニスからも触れられないようになったのだから。隠すべきものが隠されてほっとしたのと同時に、あえてそのようにした男のことを不思議に思った。しかし男はなにも語らなかった。

 次の日もその次の日も同じように、男は少女の股間を封じて帰った。少女は毎晩、男のペニスに奉仕させられ、硬く勃起した肉棒の荒々しい脈動を感じるたび、怖くて仕方がなかった。いつ頭を叩かれ、もういいから股を開けと言われるかと怯えていた。最初の頃は上手にはできなかったから、余計にそうだった。男の言うとおりに手や口を動かそうとしてもその通りにはできなくて、怒鳴られてばかりだった。それでいいとは一言も言ってもらえなかった。お父様にしていたときには、それでも気持ちいいよと言ってもらえていたのだけれども、今思えばあれは愛情五割といったところだったのだろう。もちろん男の持続力や経験もたいしたものだったのだと思うが。とにかく少女は、男のことを射精に導くことがなかなかできなかった。いっそ射精させてしまえば、挿入られないくらい柔らかくなるのにと思っても、その通りにはいかなかった。しかし、少女が不安に思っていたようなことは起こらなかった。勃起させたまま射精に導けなかったとしても、どれほど怒鳴られようとも、性欲や怒りの衝動のままに犯されることはなかった。三日目の夜も、男の屹立した肉棒を鎮めることはできなかったが、適当なところで少女は終了を告げられ、その性器には蓋をされた。冷たい金属が股間に当てられたときに思わず震えたが、少し馴染んだその感触に安心したことも確かだった。のちにそれが貞操帯と呼ばれる器具であることを少女は知るが、その時はまさにそれに守られている気分だった。
 四日目の朝には、もしかしたら男は少女にそう酷いことをする気はないのかもと思い始めた。昼間はそんなことを考える余裕もないほど責められたが、朝に自然に目覚められるほどには夜はぐっすりと眠らせてくれたし、三度の食事はちゃんと食べることができたからだ。なによりここまで、男自身に犯されることはなかった。なので、どれだけ辛い目に遭わされても酷いことを言われても、殺されることも犯されることもない。昼間の仕打ちに対しては必死に堪えて心を閉ざして、少女はそんな風に高を括った。それが間違いだったことは、その晩に解った。




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Date:2010/10/03
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Thema:官能小説
Janre:アダルト

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